30歳以下の若手提案者による国際アイデアコンペティション2013

8月31日(土)に国立国際美術館で行いました公開審査会の結果を発表いたします。

公開審査会には、大変多くの方にご参加いただきましてありがとうございました。
満場の中、開催させていただきました公開審査会の様子を少しご紹介させていただきます。

満員になった会場 後援の大阪市より環境局の三井正博様にご挨拶いただきました
   
協賛の大和リース株式会社より岸田佐和子様にご挨拶いただきました 審査員のみなさん
   
優秀賞となった森川啓介さんのプレゼンテーション 優秀賞となった清水慎之介さんのプレゼンテーション
   
最優秀賞となった遠藤貴弘さんのプレゼンテーション 特別賞となったYIM TAK ONさんのプレゼンテーション
   
審査員を務めていただきました造園家の涌井史郎さん 審査員を務めていただきました大和リース株式会社 取締役社長 森田俊作さん
   
審査員を務めていただきましたアートディレクターの北川一成さん 審査員を務めていただきましたランドスケープアーキテクトの稲田純一さん
   
審査員を務めていただきましたユニバーサルデザイン総合研究所所長の赤池学さん 審査員を務めていただきました建築家の平沼孝啓さん
   
大和リース株式会社 森田社長に閉会のご挨拶をいただきました 最後に審査員と受賞者のみなさんで

 

最優秀賞
       
  登録番号:0096
遠藤貴弘(大成建設株式会社)
富永麻倫(株式会社アール・アイ・エー)
大山宗之(国際航業株式会社)
 
       
優秀賞
       

登録番号:0006
森川啓介(フリーランス)

登録番号:0047
清水慎之介(立命館大学大学院)
       
特別賞
       
 

登録番号:1003
YIM TAK ON
(CHU HAI COLLEGE OF HIGHER EDUCATION (Hong Kong))

 
       
奨励賞
       
登録番号:0029
鈴木甫(工学院大学大学院)
後野将一(工学院大学大学院)
岡本祥幸(工学院大学大学院)
登録番号:0117
林隆博(名城大学)
       



「近未来の都市緑化」


 都市における自然との共生が叫ばれるようになって以来、さまざまな手法が模索されてきました。しかし私たちが日常に利用する現在の都市は、周囲をビルの壁面に囲まれ、共生とは程遠い状況です。コストやメンテナンス、技術的な問題などに加え、都市や環境、人に対してどのようにアプローチするべきか、これからの緑化を考えていく必要があります。

 近年注目を集めている壁面緑化は、有効な環境再生における方法のひとつなのかもしれません。建物の壁面を緑で覆うことで、主に建物が溜め込んでしまう熱量を下げるという意味で、省エネ効果が期待されています。それは、都市のヴォリュームを担う建築に付帯させる新たな手法があるのかもしれませんし、また、オープンスペースとインダストリアルパークとした使い方を用いる提案があるのかもしれません。そして長年、同じ手法でつづけてきた都市公園の今後のあり方を探ることもそうですが、路地や側溝など、いままであまり注目されてこなかった小さな部分にも大きな可能が秘められているように思っています。建築の都市のあらゆる箇所に可能性を求めていくことが新たな発見につながるでしょう。私たちが日常において疑問に感じている植物との距離や、自然に向かうようなつくり方の提案を募りたいのです。

 都市の緑化は、まだまだその効果や効率に多くの課題を抱えていますが、現在直面している問題だけに向き合わず、多角的な視野をもちながら、都市や人、自然にとっての有効な解決策へと広げていってほしいと願っています。私たちはまず、植物に囲まれて暮らすことができる、自然と共生できる街を創造し、未来の生活が心地いいものになることを期待しています。例えばいつもの通学路、電車から見える景色、そんな日常の景色が、このコンペティションを通じて見方が大きく変わるかもしれません。

 これからの世界を担っていく若い世代に、自然と建築の共生について考えてもらいたい。都市の緑化について考える機会をつくることで、自然との共生という大きな問題の解決策のアイディアになることを期待します。この自由な発想に私たちの街が、自然と共生しながら発展する都市像をみつけていきたいという願いが込められていることを期待しています。

2013年8月31日において30歳以下であること。グループで参加する場合は、メンバー全員が条件を満たすこと。環境や建築、アートやデザイン、生物や植物等を学ぶ大学生以上を対象に、学部生や院生を含む多くの若手提案者。

実在する都市に対する提案とし、その特徴のわかる情報を記載すること。近未来に実現できる可能性がある提案を求めます。

※ 大阪市内の敷地や場所、建築物を仮に設定すること

公募による2段階方式

下記リンクのウェブフォームから必要事項を記載の上、応募締切日時までにお申込みください。自動返信メールにて登録番号を発行します。


<応募を締切りました。多数のご応募ありがとうございました。>
※ 締切当日は混雑が予想されますので事前に応募登録を行ってください。
※ 登録時間が過ぎますと無効になりますので、予めご了承ください。
※ 応募登録が完了しますと、自動の返信メールにて受付番号を発行いたします。

送付先 : 事前登録時の自動返信メールに提出物を添付し、返信してください。

提出物はJPGファイル1つ(横使い4000 x 2800px  72dpi  2MB以下)にまとめ、ファイル名を登録番号にしてください。(例:0001.jpg) 
テキストを含む場合は、日本語もしくは英語で記載してください。

※ 著者を特定する記号や氏名が記載されている場合は無効としますのでご注意ください。

2013年7月30日(火)23:59必着

一次審査通過者6組による公開プレゼンテーションによって、各賞を選出します。二次審査では、一次審査応募作品の提案内容に基づき、模型や映像、スライドを利用した提案説明を行っていただきます。

会場:国立国際美術館 地下1階 講堂 交通のご案内
   大阪市北区中之島4-2-55 

日時:2013年8月31日(土)
一次審査通過者は、直接 B1階 講堂に12:00までに必ず各自でお越しください。(交通費自己負担)

11:30 受付集合 12:00 事前説明会 13:00 審査会開始 16:00 終了(予定)

12:30 開場 13:00 開演 16:00 終了(予定)

定員に達しましたので応募を締切りました。 ありがとうございました。

※ 130名の定員に達した時点で、締切をさせていただきます。
※ やむを得ず不参加の場合、開催1週間前までにEメールにてお知らせください。どうかみなさまのご協力をお願いします。
涌井史郎(造園家)
森田俊作(大和リース株式会社代表取締役社長)
平沼孝啓(建築家)
北川一成(アートディレクター)
稲田純一(ランドスケープアーキテクト)
赤池学(ユニバーサルデザイン総合研究所所長)

最優秀賞 1点 (賞金 100万円 賞状・記念品)
優 秀 賞  2点 (賞金 各30万円 賞状・記念品)
奨 励 賞  3点 (賞金 各10万円 賞状・記念品)

応募作品は国内外未発表のものに限ります。同一作品の他アイデアコンペティションとの二重応募は認められません。また、応募作品は返却しませんので、必要な場合はあらかじめ複製をご用意の上ご応募ください。提出後の作品内容の変更は受け付けません。 入賞作品の著作権は応募者に帰属しますが、応募者は応募作品に関する著作者人格権を行使しないこととします。また、著作権の実施に対する交渉権は主催者が専有し、実施の場合の著作権料は主催者と協議決定することとします。 ただし、応募作品について後日著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合はすべて応募者の責任になります。そのような場合は主催者の判断にて入賞を取り消すことがあります。あらかじめご了承の上、ご応募ください。

特定非営利活動法人(NPO法人)アートアンドアーキテクトフェスタ compe@aaf.ac

[主  催]特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
[後  援]大阪市
[特別協力]国立国際美術館
[協  賛]大和リース株式会社


http://green.aaf.ac/ Copyright 2010-2013 Art & Architect Festa. © AAF All rights reserved.